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がん患者さんの「食」を考える

監修:大妻女子大学家政学部食物学科教授 川口美喜子先生

 がん患者さんの栄養障害が進行したとき、通常の経口摂取の強化や静脈栄養の管理では体重を改善・維持できない状況に陥ることがあります。 また、 治癒を目指した積極的な治療においても、 手術後の後遺症や治療が原因でおこる食欲の低下は深刻な問題です。 「食べたい時に食べたい物を。」 と助言を受ける患者さんにとっても、 食べたい物を中々見出せない時は、 とてももどかしいことでしょう。 また、 治療中は体力低下や神経障害で食事の準備が困難な場合には、 調理が簡便で消化の良い物を時間に関わらず少量でも口にすることで、その期間を過ごすことになります。がん患者さんにとって「食」がどのような意味をもたらすのかを考えましょう。

 

早期からの食欲不振は予後不良の危険因子である

食欲低下を引き起こす要因

●放射線・化学療法による口内炎や味覚障害
●消化器症状
●満腹感や嘔吐など

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患者さんが求める食事には「エピソード」が隠されている

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●軟らかくてきれいなメニューは、食べる喜びを取り戻し、過去と未来の物語をつなぐ。
●桜・花火など、 人生のイベントを大事にしている人は多い。
イベントを演出するために「食」は重要な役割を果たす。

 

 

患者さんの思いに寄り添った食の提案が重要である

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【食の工夫で喜びを感じたエピソード】
演出された「食」 を楽しむことは、本人だけでなく、家族の喜びでもある。

85歳  肺がん末期の男性(元医師)、妻(元医師)と二人暮らし。在宅支援を受けていたが、食事の助言は、受けることを拒んでいた。
食欲不振のため経口摂取が困難になりつつあり、 1ヶ月で5kgの体重減少。下痢のため、さらに食欲は低下した。
妻がこれまでの好物などを食卓に出したり、娘(医師)が惣菜の差し入れなどを行っていたが、食は進まなかった。
うなぎが好物だったが、がんによる機能低下で通常のうなぎを食べることは難しく、代わりに食べやすいあいーとの「うな重」を勧めたところ、とても喜ばれ、「僕はもう少し、生かしてもらえることができそうですね。」と一言。ご家族にとって、あいーとの「うな重」は、笑顔を誘い、幸せが生まれるメニューとなった。

 

 

 

あいーとの提案

軟らか食は、摂食嚥下に障害のある方だけではなく、あらゆる状況で食べることが難しくなったがん患者さんにとっても求められている食事です。

しかし、軟らか食の準備は、とても労力が必要となり、通常の調理にひと手間、ふた手間加わります。

「しびれ」「におい」「体力低下」などの有害事象の影響を受ける患者さんの食事を準備する際、調理の配慮がとても必要になる(かなり気を使う)ので、保存が効いて、簡単に調理ができ、片づけに手間がいらないあいーとは、体調不良な患者さんに適していると言えるでしょう。
生きることへの執着は「食べる」 ことに繋がります。

あいーとの小さなパックには、物語(思い出)・きれいな見た目・美味しい味付けなどの要素が詰まっており、患者さんの思いを支えることができると思います。

 

今後、「個別栄養食事管理加算(平成30年4月より)」の算定要件(1)に緩和ケアチームへ管理栄養士が参加し、患者の症状や希望に応じた栄養食事管理を行うことが明記されましたので、アイテム提案として利用できそうですね。
※診療報酬に関する詳しい内容は、厚生労働省のホームページをご覧ください。

食べたい思いを支えます。

 

 

味覚障害の方へ

 

 

 

 

 

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