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(前編)消化器の機能と消化吸収を助けるポイント

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監修:社会医療法人 若弘会 若草第一病院
         院長 山中 英治 先生

1.摂取した食べ物はどうなるの?

 

私たちは食べ物に含まれる、炭水化物やタンパク質、脂肪などの栄養素を利用して、エネルギーや体の構成成分をつくっています。食べ物の栄養素を体内に取り込むためには、よく噛むだけでは十分でなく、胃や腸などから分泌される消化液(胃液や腸液など)によって消化することで、体内に取り込めるかたちに分解します。この消化液は分泌される臓器によって異なり、それぞれ決まった栄養素を分解する働きをもっています。(図1)

 

■図1.消化液の機能
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日本人は牛乳を飲んで下痢を起こす人が多い?

牛乳に含まれている乳糖は、小腸から分泌されるラクターゼ(乳糖分解酵素)によって分解されます。しかし。その分泌量が少ないか欠損すると、牛乳を飲んだ時におなかが張った感じがしたり、下痢を起こしたりします。これを乳糖不耐症とよんでおり、欧米人よりも東洋人とアフリカ人に多くみられます。

 

2.栄養素をどうやって体内に取り込み、利用するの?

 

栄養素は、消化液の働きによって体内に取り込めるかたちになり、小腸の粘膜に吸収されます。小腸粘膜には絨毛(図2)と言われるビロードのような細かいヒダ構造があり、表面積を広くすることによって、効率よく栄養素を吸収できるようになっています。(大人の小腸の表面積はテニスコートの広さと言われています。)絨毛から取り込まれた栄養素は絨毛の毛細血管に入り、門脈という太い血管を通って肝臓まで運ばれます。
肝臓まで運ばれた栄養素はエネルギーとして利用されたり、自分の体をつくるためのタンパク質などに合成されることによって、血液、筋肉、臓器など、体の構成成分となります。

 

■図2.小腸粘膜の構造
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3.消化吸収能が低下すると?

 

何らかの病気で胃や小腸を大量に切除したり、加齢により消化吸収能が低下すると、うまく栄養素を吸収することができずに栄養不良になるだけでなく、下痢や胃もたれの原因ともなります。栄養素のうち、アミノ酸が吸収されなければタンパク質栄養障害になり、筋肉量が減少するだけでなく、病気や傷の治りも遅くなります。また、脂肪が吸収されなければ脂肪欠乏症のみならず、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンも欠乏症状をきたします。

 

4.消化吸収を助けるポイント

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①ゆっくりと、よく噛んで食べましょう。
食べ物が十分に噛み砕かれないまま胃に送られると、胃に負担がかかります。また、よく噛むことで唾液の分泌が促進し、その後の消化を助けます。意識してゆっくりと、多めに噛むようにしましょう。

②消化の良い食品を食べるようにしましょう。
硬い食べ物や脂肪分の多い食品は消化に時間がかかり、胃や腸に負担をかけます。煮込むなど消化しやすくなるよう調理を工夫しましょう。また、「あいーと」のような軟らかい食事を取り入れ、ゆっくり食べるようにしましょう。

③食後に休息をとりましょう。
食べ物を消化するためには胃や腸に多くの血液が必要です。しかし、食後すぐに体を動かすと、消化に要する血液が手足の筋肉などにいってしまい、胃や腸の働きが低下してしまいます。食後30分はゆっくりと休む習慣をつけましょう。

 

■(後編)しっかり食べて大腸を動かそう!>

 

以下よりあいーと介護食をご購入頂けます。

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